沿革
本校は農村の勤労青年に教育の機会を保障しようと、昭和23年に最上農林高等学校向町分校として発足しました。その後様々な移り変わりがありましたが、一貫して地域教育機関の中心としての役割を果たしてきました。
昭和54年に新庄北高等学校向町分校になり、県下屈指の理想的な学習環境に整備されました。
平成9年から「新庄北高等学校最上校」となり、地域により密着した特色ある高校として、新しいスタートを切っています。
とりわけ生徒の進路実現の支援に力を入れており、3年次には「進学」、「福祉」、「教養」の3つのコースに分かれた学習を行い、就職(公務員を含む)・進学いずれの進路希望にもきめ細かく対応できるようになっています。地元就職はもちろんのこと、最上町と日本福祉大学との「自治体推薦入学制度」や大学・専門学校個別の「指定校推薦制度」などを活用して、上級学校に進学する道も開かれています。
平成26年度からは、新庄北高等学校本校との間に「キャンパス制」が導入され、部活動・生徒会活動・学校行事・ボランティア活動などの分野において、新たな連携・交流が始まっています。
◆ 最上校伝統のボランティア活動では、山新放送愛の事業団により「愛の鳩賞」を「ボランティ ア推進委員会」と「つくし会」で1回ずつ2度受賞しています。数十年に及ぶこうした地道な活動が評価され、平成26年3月3日には、『山形新聞』の社説(「若者の力、地域の元気に」)にも取 り上げられました。
昭和46年、新庄農業高校向町分校時代、農業クラブによる自主活動として始まったとされる「雪下ろしボランティア」は、45年以上たった今もなお受け継がれています。現在は、最上町社会福祉協議会支援のもと「除雪ボランティア」として、毎年1,2年生と職員で一人暮らしの高齢者宅を中心に実施しています。
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◆ 福祉教育にも力を入れており、最上町社会福祉協議会をはじめ、町当局や養護施設等のご協力の もと、「介護職員初任者研修」を在学中に受講し、福祉の現場で働くための力量と基礎資格を獲得することができます。最上校が輩出した資格取得者は100名を突破しました。
(平成11年度は3級6名。平成12年度からは「訪問介護員養成研修」2級に変わり、
平成28年度末までで合計113名。)
◆ スキー競技では3名のオリンピック選手を輩出しています。
○クロスカントリー競技
・杉沼 智 氏 (1984年 サラエボオリンピック出場)
・曽根田 千鶴 氏 (2006年 トリノオリンピック出場)
○アルペン競技
・海和 俊宏 氏 (1980年 レークプラシッドオリンピック出場)
(1984年 サラエボオリンピック出場)